バレンタインデー。
パパ(夫)は毎年数個のチョコを貰ってくる。
どれもこれも、
リボンやらお花やらがくっ付いていて
ツルツルのしっかりした包紙に包まれている。
どれも可愛いらしい。
毎回、そのチョコをお福分けしてもらっている。
「これ、いくらくらいかなあ?」
っと値踏みしながら食べていく。
パッケージと包紙は取っておいて、
あとでお店の名前を読んでもらわなきゃだ。
小さな箱に6粒しか入っていないから
700円くらいかな?っと話していたんだけれど、
あとで見てもらったら、
デメルっとかいう高級チョコレートのお店の物だから
これだけでも2千円近くするかもっと言われてびっくり。
こうしてそれぞれ値踏みしておいて
それに応じて私が、
ホワイトデーの品物を買ってくることになっている。
でもお気に入りの女性からの分は、
パパが自分で買ってきているのかもしれないけど。
2019年2月3日日曜日
豆まき
もう半世紀も前のこと。
盲学校の寮に住んでいた
私たちの所へも、
舎監の先生が豆をまきにきてくれた。
隣の部屋から聞こえてくる
舎監の先生の声やら、盲友達の
キャアキャア楽しそうな声。
ヒョイッと部屋を覗いた寮母先生が教えてくれる。
みんな匍匐前進で、そちらの方へと
もぞもぞと進んでいく。
「あったー!」・・ポリポリ。
豆を噛む音がみんなの口の中から聞こえてくる。
ああ節分だった。
盲学校の寮に住んでいた
私たちの所へも、
舎監の先生が豆をまきにきてくれた。
隣の部屋から聞こえてくる
舎監の先生の声やら、盲友達の
キャアキャア楽しそうな声。
「次はうちの部屋だねえ~っ」と、
みんなでウキウキしながら待つ。
扉がガラリと開いて、盛大に豆がふってくる。
私たちにめがけて、
なぜだか鬼のお面をかぶった、
鬼舎監から豆が撒かれてていく。
私達、盲子供達は畳に這いつくばって、
手探りで豆を見つけていく。
「あったよぉ!あったよ!」
「ここには5個もあったから!ほら、あげるねっ」
12畳と広い部屋。
腹ばいになって腕や足のももまでを使って
ズリズリと見つけていく。
「ほら!暖房機のほうにあるわよ!」
みんな匍匐前進で、そちらの方へと
もぞもぞと進んでいく。
「あったー!」・・ポリポリ。
豆を噛む音がみんなの口の中から聞こえてくる。
ああ節分だった。
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