珍しい事もある。
びっくりだ。
いつものように朝8時、
池袋駅から山手線に乗った。
今日はどうした訳かずいぶん混んでいる。
どっかの電車が止まっているのかもしれない。
いつもの様にドアの脇に立っていた。
トントンと肩を叩かれて、
「後ろの席空いていますよ。」っと女性の声。
もちろんお礼を言って、
回り込んで優先席に座らせてもらった。
でもなんかおかしい。
なんか空間ができている。
そっと空間のほうへ肘をは張り出してみた。
…あれ?誰もいない。
こんなに混んでいる電車の中、
席が空いているなんて考えられない。
もしかして椅子が汚れているのかなぁ?
なんて思っていた。
しばらく席は空いたままだった。
だけれど途中から座った人がいたので、
汚れていた訳ではなかったらしい。
優先席だからみんな座らずにいたんだ。
こんな事もあるんですね。
2019年4月25日木曜日
高校生です2
「つい先週、学校の授業で視覚障碍者の
ガイドについてのビデオを見て、
勉強したばっかりだったんで、
思い切って声をかけました。」
うーん。そうだったんだ!
高校2年生。
薄い長袖シャツの下には逞しい右腕。
指にそっと力を入れて逞しい腕の温かさを感じてみた。
無事に家についてほっと一安心。
そしたらこの間、電車から降りて、
改札口へと歩いていたら、
「こんにちは。先日案内させてもらった…」
ああ!あの高校生ですか?
彼は私の左側にそっと寄ってきてくれて
あの逞しい右腕に触れさせてくれた。
もちろん家の前まで送ってくれた。
部活でバトミントンをしているそうだ。
さわやかで人懐っこい素敵な男子高校生。
ああー。こんな素敵な彼をボーイフレンドに持った
女の子は最高に幸せ。
素敵な彼だった。
「また見かけましたらお願いします。」
はい。分かりました。っと
明るく答えて、軽やかな靴音が遠ざかっていった。
その靴音が聞こえなくなるまで見送っていた私。
ガイドについてのビデオを見て、
勉強したばっかりだったんで、
思い切って声をかけました。」
うーん。そうだったんだ!
高校2年生。
薄い長袖シャツの下には逞しい右腕。
指にそっと力を入れて逞しい腕の温かさを感じてみた。
無事に家についてほっと一安心。
そしたらこの間、電車から降りて、
改札口へと歩いていたら、
「こんにちは。先日案内させてもらった…」
ああ!あの高校生ですか?
彼は私の左側にそっと寄ってきてくれて
あの逞しい右腕に触れさせてくれた。
もちろん家の前まで送ってくれた。
部活でバトミントンをしているそうだ。
さわやかで人懐っこい素敵な男子高校生。
ああー。こんな素敵な彼をボーイフレンドに持った
女の子は最高に幸せ。
素敵な彼だった。
「また見かけましたらお願いします。」
はい。分かりました。っと
明るく答えて、軽やかな靴音が遠ざかっていった。
その靴音が聞こえなくなるまで見送っていた私。
2019年4月24日水曜日
高校生です1
…あれ??もうそろそろ…
T字路にぶつかるはずなんだけれどな。
あれ?もう何百回と通っている
駅から自分家への帰り道。
最初にある小さな十字路。
真っ直ぐに渡ったつもりが、
左の道に入ってしまったのかもしれない。
しかも22時過ぎ。
ジム帰りで遅くなってしまった。
こんな時間に誰も歩いてやしない。
はて…?困った…
道を間違えていることは確かだ。
耳を澄まして電車の音が聞こえてこないか、
耳をすましてみる。
あ!歩道があった。
登ってみる。
家の裏手にある歩道は、
こんなに高さはなかったはず。
じゃあ、ここは?
「あの〜?大丈夫ですか?」
まさかこんな時間に天使の様な男性の声。
「あ!助けてください!
私の家この近くにあるんですけれど、
道に迷ってしまって、困っていた所なんです!
家の近所で野宿するところでした!
どちらが駅になりますか?
銀行はどこですか?
私の背中を、駅の方に向けていただけますか?」
「じゃあ、ここからだと…」
親切に教えてくださったのが高校生。
T字路にぶつかるはずなんだけれどな。
あれ?もう何百回と通っている
駅から自分家への帰り道。
最初にある小さな十字路。
真っ直ぐに渡ったつもりが、
左の道に入ってしまったのかもしれない。
しかも22時過ぎ。
ジム帰りで遅くなってしまった。
こんな時間に誰も歩いてやしない。
はて…?困った…
道を間違えていることは確かだ。
耳を澄まして電車の音が聞こえてこないか、
耳をすましてみる。
あ!歩道があった。
登ってみる。
家の裏手にある歩道は、
こんなに高さはなかったはず。
じゃあ、ここは?
「あの〜?大丈夫ですか?」
まさかこんな時間に天使の様な男性の声。
「あ!助けてください!
私の家この近くにあるんですけれど、
道に迷ってしまって、困っていた所なんです!
家の近所で野宿するところでした!
どちらが駅になりますか?
銀行はどこですか?
私の背中を、駅の方に向けていただけますか?」
「じゃあ、ここからだと…」
親切に教えてくださったのが高校生。
2019年4月17日水曜日
踏みたくない
自宅から駅までの慣れた道。
駅に近づいたので点字ブロックが現れた。
よっしゃ!点字ブロックだ。
今日も通勤の為、私はその上をスピード
上げた電車みたいにグングン歩いて、
駅へと向かっていた。
…と、後ろからコツコツと
小走りにちかづいてくる
ハイヒールらしき音。
急いでいるのかな?
っと思っていたら、
私の左腕に手がかけられ、
「こちらへ」っと。
小さなやさしい女性の声。
そのまま何歩か歩いていったら、
また点字ブロックの上に乗せてくださった。
「あの汚い物がありましたから。」
よかったー!
聞いてみたら、点字ブロックの上に
戻したものが広がっていたとのこと。
汚い物を踏まずに済んでほんとよかった。
そういえば電車に乗り込んだ時、
ずるっと何かを踏んずけて、
すべったことがあったっけ。
あれ戻したものを踏んずけていたんだ。
目の見える人たちは無意識だって、
そんなのを踏まないように避けて歩いていく。
べつに踏んずけたって、気持ち悪いだけで、
危険なわけじゃあないけれど、
やっぱ踏みたくない。
今日は本当にタイミング良く、
気の付くすてきな女性に助けてもらって、
ほんとよかった。
もちろん!何度もお礼を言いましたよ。
駅に近づいたので点字ブロックが現れた。
よっしゃ!点字ブロックだ。
今日も通勤の為、私はその上をスピード
上げた電車みたいにグングン歩いて、
駅へと向かっていた。
…と、後ろからコツコツと
小走りにちかづいてくる
ハイヒールらしき音。
急いでいるのかな?
っと思っていたら、
私の左腕に手がかけられ、
「こちらへ」っと。
小さなやさしい女性の声。
そのまま何歩か歩いていったら、
また点字ブロックの上に乗せてくださった。
「あの汚い物がありましたから。」
よかったー!
聞いてみたら、点字ブロックの上に
戻したものが広がっていたとのこと。
汚い物を踏まずに済んでほんとよかった。
そういえば電車に乗り込んだ時、
ずるっと何かを踏んずけて、
すべったことがあったっけ。
あれ戻したものを踏んずけていたんだ。
目の見える人たちは無意識だって、
そんなのを踏まないように避けて歩いていく。
べつに踏んずけたって、気持ち悪いだけで、
危険なわけじゃあないけれど、
やっぱ踏みたくない。
今日は本当にタイミング良く、
気の付くすてきな女性に助けてもらって、
ほんとよかった。
もちろん!何度もお礼を言いましたよ。
2019年3月6日水曜日
爆発物
またひどい通勤ラッシュ。
山手線の中はぎゅうぎゅう詰め。
ここまでぎゅうぎゅうだと楽ちんだ。
だって足つかなくたって、
立ってられるんだもの。
だけれど、今日は背中のリュックに爆発物が
3つも入っているから気が気ではない。
ビニールの袋に入れておいたのが
せめてもの慰め。
リュックは胸の前にかかえて下さい。
っとはいわれるけれど、こんなぎゅう詰め。
腕の力もない私には無理だ。
人の波にリュックだけ持っていかれてしまうから。
ああ…背中の中の大切な爆発物。
無事でありますように。
ああ…秋葉原だ。
ガツガツ後ろからかき分け出口に向かっていく人。
ぴったり合わさった隣の人。
呼吸でお腹が動いているのさえわかる。
やっと東京駅。
ホームに降り立って大きく深呼吸する。
急いで会社に行って確認してみる。
爆発物は大好きなみかん3つ。
私のお昼ご飯。
やっぱりー!
みかんの皮が裂けて液がでていた。
爆発してしまっていた…
山手線の中はぎゅうぎゅう詰め。
ここまでぎゅうぎゅうだと楽ちんだ。
だって足つかなくたって、
立ってられるんだもの。
だけれど、今日は背中のリュックに爆発物が
3つも入っているから気が気ではない。
ビニールの袋に入れておいたのが
せめてもの慰め。
リュックは胸の前にかかえて下さい。
っとはいわれるけれど、こんなぎゅう詰め。
腕の力もない私には無理だ。
人の波にリュックだけ持っていかれてしまうから。
ああ…背中の中の大切な爆発物。
無事でありますように。
ああ…秋葉原だ。
ガツガツ後ろからかき分け出口に向かっていく人。
ぴったり合わさった隣の人。
呼吸でお腹が動いているのさえわかる。
やっと東京駅。
ホームに降り立って大きく深呼吸する。
急いで会社に行って確認してみる。
爆発物は大好きなみかん3つ。
私のお昼ご飯。
やっぱりー!
みかんの皮が裂けて液がでていた。
爆発してしまっていた…
2019年1月16日水曜日
人間の気配
朝8時過ぎ、通勤で東京駅地下の
大丸デパートの脇の通路を
通って行こうとしたら何やら
無言ではあるけれど、人間の気配。
案の定、床におかれた紙袋を
蹴っとばして、無言の集団に
ぶつかってしまった。
すぐに別のところから男性が
来てくれて誘導してくださった。
デパートの方で列の整理をしているとのこと。
聞いてみれば、
な!なんと!9時半から売り出される
福袋を待っている人達なんだそうだ。
どれくらい並んでいるのかと聞いて
これまたびっくり!
既に120人程にもなるらしい。
これだけの人たちがいたならば
人間の気配もするってもんだ。
福袋ってデパート内に入っている
それぞれのお店で、それぞれの規格で
しているんだそうだ。
なので私の好きなヨックモック
だってモロゾフだって、
福袋が用意してあるってことだ。
いいなあ。
一度でいいから、この福袋
ゲットレースにでてみたい。
シャッターが空いた瞬間
飛び込んでいく人たちの音を
聞いてみたい気がする。
大丸デパートの脇の通路を
通って行こうとしたら何やら
無言ではあるけれど、人間の気配。
案の定、床におかれた紙袋を
蹴っとばして、無言の集団に
ぶつかってしまった。
すぐに別のところから男性が
来てくれて誘導してくださった。
デパートの方で列の整理をしているとのこと。
聞いてみれば、
な!なんと!9時半から売り出される
福袋を待っている人達なんだそうだ。
どれくらい並んでいるのかと聞いて
これまたびっくり!
既に120人程にもなるらしい。
これだけの人たちがいたならば
人間の気配もするってもんだ。
福袋ってデパート内に入っている
それぞれのお店で、それぞれの規格で
しているんだそうだ。
なので私の好きなヨックモック
だってモロゾフだって、
福袋が用意してあるってことだ。
いいなあ。
一度でいいから、この福袋
ゲットレースにでてみたい。
シャッターが空いた瞬間
飛び込んでいく人たちの音を
聞いてみたい気がする。
2019年1月13日日曜日
肘鉄にくらいついた
「ちょっとあんた‼︎前見て歩きなさいよ‼︎」
真正面からぶつかって来たおばさんが
怒鳴りながら左肘で私の胸あたりを突いてきた。
年末で混雑していた改札口への通路でのこと。
こんなにあからさまに怒鳴られたのは
物心付いてから初めてのこと。
(・・・・はあ?イラッ。ムカッ。)
私は頭にきて、
そのおばさんの左肘を両手で掴んで
『前見ていないのは、あなたでしょう⁉︎
ほら、私は白杖持っている盲人ですよ。
自分の事を棚にあげて、しかも、
肘鉄するなんて、ひどいじゃないですか‼︎』
私は振り解こうとする
その腕を離しはしなかった。
・・・あぁ。これUNIQLOのダウンだなぁ
なんて思いながらも離さなかった。
悔しいもの。
私は私なりに集中して前を向いて歩いている。
「あ。ごめんなさい。ごめんなさい。」
早口でごめんなさいの連呼。
腕を振って私の事を離しにかかる。
(離してやるもんか!)
『よそ見していたのは、あなたでしょ』
私声を高くしてまたくらいついた。
腕は上下に激しく振られて逃げにかかる相手。
『ごめんなさいじゃないでしょう⁉︎』
ユニクロのツルツルダウンが
スルリとやっとのことで逃げていった。
逃がしてあげた。
真正面からぶつかって来たおばさんが
怒鳴りながら左肘で私の胸あたりを突いてきた。
年末で混雑していた改札口への通路でのこと。
こんなにあからさまに怒鳴られたのは
物心付いてから初めてのこと。
(・・・・はあ?イラッ。ムカッ。)
私は頭にきて、
そのおばさんの左肘を両手で掴んで
『前見ていないのは、あなたでしょう⁉︎
ほら、私は白杖持っている盲人ですよ。
自分の事を棚にあげて、しかも、
肘鉄するなんて、ひどいじゃないですか‼︎』
私は振り解こうとする
その腕を離しはしなかった。
・・・あぁ。これUNIQLOのダウンだなぁ
なんて思いながらも離さなかった。
悔しいもの。
私は私なりに集中して前を向いて歩いている。
「あ。ごめんなさい。ごめんなさい。」
早口でごめんなさいの連呼。
腕を振って私の事を離しにかかる。
(離してやるもんか!)
『よそ見していたのは、あなたでしょ』
私声を高くしてまたくらいついた。
腕は上下に激しく振られて逃げにかかる相手。
『ごめんなさいじゃないでしょう⁉︎』
ユニクロのツルツルダウンが
スルリとやっとのことで逃げていった。
逃がしてあげた。
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