私の父は51歳の時、
脳出血で右半身マヒとなって、
30年闘病生活をしていた。
病気が安定してから、
町内の特別養護老人ホームに申し込みをしたん。
今からもう35年も前になるけれど、
当時200人待ちで20年ほど待ちますよっと言われた。
そしたら本当に20年後、
やっとやっと入所できたんだ。
お金がないから安く入れると言うので
喜んでいたんだけれど。
父と母の厚生年金合わせて月20万円ほど。
消耗品の雑貨屋、おむつ代で、
13から15万円もかかっていたらしい。
幸い持ち家で家賃はかからず、
畑で野菜作っては
自分で食べていたから。
…とはいえ大変。
当時私は大学生3人も抱えて、
余裕のお金なんてないし。
ローンで学費借りていたくらいだから。
母を助ける事はあまり出来ずにいた。
私はにくまれっこだから長生きしそう。
老後の費用も、うんと貯めておかなくちゃ。
もし再生医療が進歩して、「老後のためにためたそのお金をつぎ込んだら、若返ることができますよ!」と言われたら、多くの人が申し込むかも知れませんが、わたしはやりたくはないです。青い葉をつけた樹々が夏を過ぎて徐々に枯れて行くように、老いて行くことがものごとのありようであり、循環だからです。 byせいた
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