私が小学4年生の時の学芸会の日のこと。
盲学校まで見に来ていてくれた父。
お昼時間、父に連れられて
近くの食堂でご飯を食べた。
午後の出番があるので学校へ戻ろうと父に頼んだ。
「いいがな。もうよかんべ。家に帰るべぇや!
おめえがいなくたって、せやぁねぇだんべ。
この前がバスのりばだかんな。」
父は昼にお酒を飲んでいた。
私は父に連れられて、
バスに乗せられそのまま帰ってしまった。
午後からはクラスの器楽演奏があった。
私はオルガンを担当していたから、
私がいなくなったら大変な事になってしまう。
あとはリコーダーとタンバリンだったか…
次の週から先生からもクラスメイトからも
満足に話もしてもらえず。
独りぼっちの孤独と、
ひそひそ話がずっと続いた。
死んでしまいたいと本気に思っていた。
なんて無責任な父。
大変だったね
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