小学4年生のころ、怪人二十面相という面白い本があることを知った。
図書室にはそのシリーズの点訳本は怪盗紳士しかなかった。
私はどうしても読みたかった。
そこで私は、朗読リレーをしてもらうことを思いついた。
図書室で図書の先生に見てもらって、モーリスブランの本を選ぶ。
透明人間とか、呪いの指紋とか、たしか26タイトルもあった。
私は1冊ずつ借りた。
そして、クラスメイトや寮母先生とか学校の先生など、ここから読んでとお願いしまくった。
場所も部屋だったり、外の芝生だったり、花壇に座ったりといろいろだった。
途中でも良い。たった1ページでもよかった。
読み終わると何ページの何行目かを聞く。
読み終えた所にはティッシュを挟んで、ページと何行目かを覚えておく。
ちょうど、面白いところだったりすると
次が早く知りたくて落ち着かない。
それで6年生卒業するまでに全シリーズを読破したのだ。
南洋一郎訳のものだった。
シャーロックホームズのシリーズも読んでおきたかった。
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