2017年9月2日土曜日

ふりかけ

私は小学1年生の時から寮生活をしている
食堂は8人で1テーブル
各テーブルにはおひつと味噌汁の鍋が置いてある。
それぞれ自分でよそるのだ。

朝食には、生卵、コンブ、ぬかづけ、ふりかけなんかがあった

ふりかけは円筒形の容器の中に入っていて、上部の穴からふりだして使う。

弱視の子たちは、母がするようにしゃっしゃっと上下に振ってご飯にかける。

全盲の私はそれができないから、まずは左手の平にふりかけを出して、量を確認して、それから 静かにご飯の上にこぼす。

寮のご飯はほんのり温かく、甘くておいしい。

ふりかけがなくなると、2杯目はテーブルのまんなかにおいてある醤油がおかずだ。

左手の指を開いてお茶碗の淵を抑えて、醤油の出口を下に2周、回しかけて、ちょっと混ぜてそして食べた。

醤油ご飯は大好きだ。

2 件のコメント:

  1. いつもあったかい気持ちになったりキュンとしながら読んでます。
    母は強いなー。
    強くならなければ(^^)

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  2. 醤油ご飯はうまいからたまに食べる

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