2018年3月23日金曜日

カーデガン

昨年、17年の秋。

私の町で編み物講座が開かれて
私も目の見える皆さんに混ざって
教えていただいた。


1時間半で5回の講座。
かぎ針でベストを編む。

講座ではまず毛糸を買ったのだけれど
高くてびっくり。

毛糸5個で5千円ちょっと。

うわ。高っ。て思ったけれども
やっぱ100均のものとは
手触りが。指触りが。違う。

毛糸同士がくっつかないし
編んでいても
するすると糸が動いていく。

私はガイドさんに
配られた図案を
編み物の世界では
この図案をレシピって呼んでいた。

そのレシピを細かく
読んでもらいながら
編んでいった。

編み物は編んでいると
なんだか精神瞑想状態に入るのか
何時間でも無心に
指を動かし続けていくことができる。

手洗いに行くのさえ面倒だし
コーヒー入れるのさえ面倒に
なってしまう始末

指がうずうず。
編みたくてしょうがないほど。

あんまり好きすぎて先生の所に
お稽古にいきたいってお聞きしたら

「趣味でなさるなら公民館とかで
お習いになったらよろしいかと思いますよ。」
ですって。

ま。そんなもんか。
盲人に教えるなんて面倒だものね。


ならば!とガイドさんが
レシピ読めることをいいことに
読んでもらいながら
うですか?

カーデガン2枚。
ベスト1枚。
編んじゃえましたよ。

先生に見せてあげたいですよ。


去年クリスマスプレゼントで
娘が毛糸の玉15個くれたんで
1月2月はカーデガン三昧で
幸せでしたよ。

なんか麻雀で盲パイができるようになる
って聞いていますけれど

私の親指の腹で編んだ目が分かるように
ちょっとだけだけれどなってきたんですよ。


さ。また、編みはじめましょ。

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