2018年7月11日水曜日

ギャップ

マラソンレースへの申し込みは、今ではインターネットから
半年も前に申し込みを済ませなければならない。 
超人気のレースでは30分程で募集定員4000人くらいの人たちが 
殺到してあっと言う間に募集打ち切りとなってしまう。

マラソンレースの半年前
ぬくぬくとした部屋の中でコーヒー飲みながら

半年後のレースへの夢やら目標やら練習内容やらを
あれこれと考え、いを立て、
今度こそは!と自分に言い聞かせて、

ちょっと高い目標のタイムを申告して申し込んでしまう。


マラソンのレースでは、早い人も遅い人も色々だから
目標タイムを書いておくと、スタートラインから
早いタイム順にゼッケンの番号が割り当てられる。 

私の場合だと、
フルマラソン4時間半くらいだから
つぎこそは4時間だ!と、強気でタイムを書いてしまう。

だけれども…
そう…思い通りには半年の月日は過ぎてはくれない。
練習したいけれど、雨だったり、伴走者みつからなかったり 
孫たちが遊びにきたり、時間あるのにやるきが出ずにサボってしまったりと… 
思い通りにはいってくれない。 

練習始めて当初は走れていたのに、
実際はくたびれるし…息あがって、苦しいし…
たまに、お腹も痛くなってしまったり。
と、想定外だらけ。

そんな訳で大して練習も出来ずにレースの日が来てしまう。

私が目が見えて1人で走れるなら
どう走ろうと、辞めようと、
どうでもよいのだけれど、

私たち盲人は、ずっと前から伴走の人をお願いしている。 
フルマラソンを4時間でラクラク走れる人が準備して、
体調整えて伴走の日を迎えてくれている。 

あれこれいいわけするものの、リタイアも言いにくい。
半年前の精神じょうたいとのギャップありすぎで
申し訳なさとばつの悪さとで 
どうしようもなくなっている…

しかも、伴走者がノリノリでテンション
高かったりしていると、本当どうしようもなくなってしまう。
 
ごめんなさいの気持ちでいっぱいだ。

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