吉田香織さん。
あちこちでランニング教室を開いている。
もちろんフルマラソン
2時間20分台を目指している快速ランナー。
私はこういった一般の人向けの
ランニング教室に初めて参加してみた。
代々木公園の1.1kmのコースを
500m走って、50m歩いて
また500mを走ることを…
42回繰り返す。
そしたら21kmハーフを
走ったことになる。
当日は100人程も参加者がいたかもしれない。
私は一番遅いグループに入って、
他の皆さん達と走ってきた。
設定の早さこそ違うけれど
こんな練習を積んで早くなって来たんだと
香織さんは挨拶で言っていた。
練習は目の見える人達ばかりだと
声での合図などがない。
先頭の指導してくれる人に
静かに付いていく。
走り始める時も、
ちょっと振り向いて
軽く手をあげて、
サッと走っていく。
これが
盲人達の練習ともなれば…
大声で「それ行くよ!」
などと声を
出して行くものだけれど
目の見える人たちばかりだと
こんな風なんだ。
私は指導してくださる
お姉さんの後ろに付いていった。
途中からはお姉さん、
私の事を気にして下さるようになって
「いきますよっ」と
小さな声で合図をして下さるようになった。
私は1kmを5分半で走りきる
という速さに付いていっていた。
「大丈夫ですか?」
何度も吉田香織さんが
傍まで来て下さって
声をかけて下さった。
周りも同じような
走力の人達ばかりだから
歩いている時などには
話をすることもできた。
盲人の世界しか知らない私…
何か全てが新鮮で、とても良かった。
30回過ぎた頃から
私を含めたみんな
疲れて来て、元気が無くなってきた。
後8回!7回!と
声を掛け合いながら
最後まで走りきることが出来た。
最後ゴールはみんなで
「やったあっ」と言って、
拍手をし合って
終えることが出来た。
私にとっては
早いペースだったので
付いていけるか
不安だったけれど…
何か、新鮮で良かった。
この後の飲み会も楽しかったしね。
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