先日パパ「夫」と
ゆっくり時間がとれたので
ずっと気になっていた
1女の結婚式の時の
写真集をヘルパーさんに
読んでもらうことができた。
ハードカバーのずっしりとした本。
1ページずつ分厚くて
つるつるの表面。
私達の時代とは大違い。
「ここは、白無垢
着ていてその上から
赤い着物羽織っている所ですよ。
女優さんみたい。
とてもきれいですよ。
立派な神社が写ってますよ。
ここはねどこか
家の門の前で
木を指さしている所ですよ。
ほら見てって感じでね。
こちらは指輪の交換かな
肘までの手袋しているね。
あれ?
太郎くんもここにいて
その後ろに二郎くん
隠れていて、2女さんかな
お着物着た人が
座り込んでいますよ。
お顔は見えないんですけれどね。
太郎くんは、蝶ネクタイしてますねえ。
ニコニコしてますよ。
ここは小さめな写真が
2、4、6。
えーと。16枚も
入っていますね…
これは、、、。」
私とパパは
真剣に聞き入っていた。
『へえへえ〜』
『そおっか〜』
『いいねえ』
ページをめくる音が
記憶の扉を開いてくれる。
『あの時だねえ』
『そうだあの時だ
二郎が嫌がってたもんなあ』
1女達、全盲の私達にも
写真集作っておいてくれて
よかったねえ。
ほんとよかった。
写真も読んで貰うって事が
できるんだねえ。
なんだかこの日は
二人で写真見ながら
思い出にあれこれ浸る事ができた。
『また写真見ようねえ』
この写真集を
プレゼントされた時のように
きれいに紙に挟んで
箱に閉まって、リボンも
丁寧にかけてしまっておいた。
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