2018年8月6日月曜日

タブレット

「だめだよ!
おばあちゃん!触ったら!
あーぁ!今ゲームしてるのに!

 
4歳と5歳の孫ちゃん
太郎と二郎。


大人しく静かに
座っているから、

『何しているの?』と 

そばに座って
手を出してみたら、 
手を払われてしまった。 



何とも面白くないおもちゃ。 

次郎までが、
細い1本指で 
ちょんちょん
タッチしながら、
黙ってタブレットに
見入っている。 



『どんなゲームなの?』
『何が出てくるの?』 
『どこまで出来たの?』

などなど聞いてみると、 

面倒くさがってか、
ゲームに夢中なのか、黙っている。


隣からママが答えてくる。

「色んな種類の恐竜がいてね、 
そこに色んな餌が飛んでくるのね。
それで、葉っぱとかお肉とか
たまには、チョコレートやドーナツとかね。
で、草食動物なら、コレ。
とか肉食ならハンバーグがいけるね。
とか、そんなゲームなんだよ」

  
ふーん。 
これじゃ分からないし 
話も出来ないか・・・。


それにしても良さそうなゲーム。 

こんな風に遊んでいるから 
恐竜の名前 
良く知っていたんだ。 

知育玩具なのかも。
 

『ねぇ!じゃあ、
昆虫とか野生の動物達の 
こんなゲームあるでしょ? 
そのソフト買ってあげたいから 
今度買って来て置いてくれない?』


「いやぁ。これ、みんな 
アプリだから、ネットから 
ダウンロードするだけなんだよ。」


なーんだ。 

このゲームソフト、
私が買ってあげることもできないんだ…

どうも、ばあちゃんパワーが出しにくい…


「そっか。
お話も出来ないんじゃあ
サラダでも作るか。」

現代の盲ママ達は 
こんなゲームを介して
子供たちと話を
しなくてはならないのだから大変だ。

 
タブレットで一緒に
ゲームしたり、遊んだりは出来ないし。


ITにも強くないと 
アプリも取ってあげれない。

 
ブロックや積み木を
出してあげても、すぐに飽きてしまう。

 
タブレットでゲームさえしているなら 
おとなしく集中していてくれる。



孫ちゃん達は食事となれば
ちゃんとタブレットを
充電をさせて置く事さえ忘れない

 
でも、これが出来れば子守も楽そう。


食事が終わったら、
みんなで点字の付きのトランプで、

”ババ抜き”をしようと言ってみよう。

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