2018年8月7日火曜日

歩きずらくても

通勤で東京駅を歩いていたら  
女性が声をかけて下さった。 



声の感じでは、
私と同じ50歳代位かな?


「・・・こっちこっち!」と 

私の背中を掴まえて 
左手を固く握ってきた。


もうすぐで 
いつもの階段上れる所だったのに…

後ろに引き戻され
エスカレーターに
誘導された。 

私の行き先も聞かずに 
かなり強引…


この時 
私は小さめな声で 
お礼を言った。 

エスカレーター 
降りる時になったら 
私を抱き上げて 
降ろしてもくれた。 


『・・・自分でっ』と
言う間もなく・・・。



あなたの道の所までねっと 
ガッチリ両手を掴まれてしまう。 

白杖を持った右手は 
30cm程上げたままで…


『白杖持たないでくださいっ』と 
言おうかなっと思ったけれど 
止めておくことにした。 


まあいいか。と。 

親切にして下さっているのだし 
今回きりの事だから。 

少々歩きずらくても 
分かっている道 
すぐそこまでだし。   


ありがたいし、嬉しい事でもある。

 
私はいつもの点字ブロックを 
確認すると

「助かりました」っと 

明るくお礼を言った。



警備員さんや駅員さんの時だったら 

きちんと腕に掴まらせて
貰えるように
お願いをしているけれど。  


初めての事だったのかもしれない。  
こんな風に声をかけてくださった 


勇気がうれしい
ガイドがちょっとは 
歩きずらくても 
こういう人達の気持ちを



まずは
大切にしなくちゃ。

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