2018年11月15日木曜日

首しめられていたって?

『本当?首絞められたの?ごめんねえ』

子供のいる娘たちとお茶しながら 
今後の子供の教育について話していた。 

私自身、小学生の時には 
勉強できていたんだけれど 
中学に入ったら、めっきりだめで 
教科書読んだって意味が分からない仕末。
 
なので、それからずぅっと落ちこぼれていた。 

それに加えて親は教育に興味なし。 
何の習い事もしてこなかった。 

そんな反動か、子供達には
出来るだけ色んなお稽古事を
させたかったし、出来る限りしてきた。 

ずいぶん無理してきた。 
その1つがスイミング。

プールの授業の時にもいいし、 
年頃になればお友だちと
海やプールにもいくだろうし。 

そんな時泳げたらかっこいい。 

子供が出来たら、子供たちの
お手本となって泳いでいる所を
見せてあげられるし、一緒に水の中でも遊べる。 

年を取ったら、趣味の一つとして 
老後を楽しめることだろうし…

そう、あれこれ思いながら 
スイミングに嫌がるのもムリして 
怒鳴りつけながらも続けさせてきてしまった。

「まだ覚えてる。 
スイミングの猫みたいな顔した先生。 
プールの上で、ぎゅうっと首しめるんだよ。 
もう苦しいし、あの先生ものすごく嫌だったんだよ。 
まだあの顔覚えているよぉ。」

…確かに私も覚えている。 
スイミングに通っていた時、 
やたらと行くのを嫌がって先生の肩に
噛みついてまで嫌がった時があった。 

ぎゃあぎゃあ大声で泣き叫んでいた。 
プールへの扉が閉まっても、
泣き声が聞こえていた。

あの時だったのかあ。 
先生の言う事、ちゃんと聞きなさい!
なんて言いながら1つ2つ
お尻を叩いていたような気がする。 

そうだったんだ。 

もう25年前。
四半世紀も前の事になるけれど。 

かわいそうなことをしてしまった。 

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