2018年11月18日日曜日

とかげって?

「ヒヤァ!これ何ー?気持ち悪い!」 

先日。町内のお祭りで見つけた 
おもちゃのトカゲとクモとカエル。 

生まれ付き全盲の友達の手の平に 
そおっと、「良い物」って言って乗せてあげた。 


最近の爬虫類のおもちゃは 
ずいぶん精巧にできている。 

とくに触感。 
ひんやり、べったり、ぐにゃぐにゃ。 

私の子供のころなんて、
カエルは固いプラスティックで、 
そこから紐が付いていて、 
先っちょのゴムボールを押すと 
足がピョッと伸びる。
そんな物だった。 


「へえ。トカゲって、
こんなに尻尾長いんだぁ。」 

『その尻尾は、わざと長くしてあってね、 
子供たちが振り回しやすいように。 
本当はこの位までの長さかな?』

「話には聞いていたし、
知識としては知っていたけれど…
ふぅ〜ん。こんな風なんだねえ。 
クモはこんな感じなんだあ。 
へぇ。カエルのぬいぐるみなら 
触った事あるけれど、
随分と違う感じだねぇ。ふむふむ。 
これが動くと、
可愛いのかな?きもち悪いのかな?」


そうだよね。 
何にもわかんない。 
触ってみたって、
これだって結局おもちゃ。 

本物を触る事なんて無いものね。 
つくづく思う。 

やっぱり、
暗闇の中に生きているんだなぁって。 

コウモリには目が無いけれど 
何やら不思議な音波で 
物の形が分かるんだそうだ。 

あと何億年かしたら 
盲人も進化して 
音波で物の形が分かるようになる日が
来るかもしれない。

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