最近私は心境の変化がおこっている。
何って若い頃から、私は植物に全く興味がなかった。
食べれる野菜なら大切だけれど、
植木鉢に植えられた観葉植物には全く興味がなかった。
それがどうしたことか。
私の中に何が起こっているのかわからないのだけれど、
毎日4個ある植木鉢の葉っぱたちを触っては、
葉っぱのご機嫌伺いをしている。
霧吹きで水をあげて、植木鉢の向きをかえて、
昨日とは違った方向からお日さまが当たる様にと。
生活も一段落して、趣味とか生き甲斐とか、
健康とか友達とか、それらもまあ一段落してしまった。
無味無臭の空間が私の感情のヒダを平らに伸ばしていっている。
読書で得た知識でさえなんの足跡も残さずにどこかへ行ってしまう。
私にだって楽しいこと辛かったこと、
それなりに盛り沢山だったはず。
なのに思い出せない。
まさかこの葉っぱたちが
私の記憶を吸い取っているんじゃあないかと。
いや、きれいに吸い取ってもらったほうが良いのかも。
同じ植物をふたつ並べて、いっぽうには毎日声かけをし、もういっぽうには構わないでいたら、声かけ(ポジティブな)をされていた植物のほうがずっと長生きするそうですね。
返信削除ひょっとして植物のほうからもなんらかの波長を出しており、人と植物とは一方通行ではなく、双方向なのかも知れませんね。 byせいた