食後、薬を持ってきて下さった看護婦さん。
個包装された小さな袋の中に、
錠剤が3粒入っている。
「手を出して下さい。お薬を置きますから。
ご自分でなさると、落としたら大変ですから手を出してください。」
私が袋も切れず錠剤を落としてしてしまうと思ったんでしょう。
「あ、ご自分で出来るんですね。袋を切っておきますね。」
これは最も危険。
だって切り口見つけている間に落としてしまいそうだから。
「はいお薬です。ご自分で出来るんですね。
これです。袋は切れますか?」
こう言ってくださった看護婦さんの対応をずっと待っていた。
どの看護婦さんも盲人の私を気遣って言って下さった事。
いらっとしないで、親切に従うのも、
盲人としての社交術。
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