わたしたちの部屋は1階にあって、廊下に出てちょっと行くともうロビーで、外に出ることができた。
こじんまりしたホテルだからやりやすい。
一つ部屋に集まって、お菓子食べながらおしゃべりは止まらない。
何年かぶりで学生気分だ。
ビールだれか買ってきて、ということになった。
ホテルを出て左に4~5件目にコンビニがあるという。
車はたまにくるような狭い道だ。
じゃ、私行ってくるわ
元気な私はかって出た。
部屋のとびらはロビーまでいくつめかと、出口までの歩数をかぞえ
ホテルを出て道に出た。
階段の段数と、その床の感じ、ガラスとびらの脇の外壁もチェック。
左へ4~5けんだ。
左はしに何があるのかを覚えながら1、2、3と歩数を数えていく。
前から靴の音がちかづいて来る。
声をかけ、コンビニのとびらまでつれて行ってもらった。
すぐそばだった。
店員さんに手伝ってもらい、ビールや 酎ハイなどたくさん買って、両腕に重いレジ袋をさげた。
歩数を数えてあるから、ホテルのとびらを見つけることが楽にできた。
ここだ ここだ
外壁もチェック。
まさしくここ
両腕のビールは重たく両腕にくいこんでいる。
うまく杖がつかえない。
何歩か部屋のほうに向かって歩いた途端、床が消えた。
両腕のビールに引きずられて階段を一気に地下まで転がり落ちた。
右肩を強く打った。
ものすごく痛く、腕が上がらない。
しばらくうずくまっているとホテルの方が来て、ビールを拾ってくれた。
救急車をよぼうかとも言ってくれた。
ビールを持ってもらって部屋に戻った。
みんなが心配してくれたが、せっかくの楽しい時間だ。
平気平気と言ってビールを配った。
おしゃべりは何事もなかったように続く。
ロビーをちゃんと確認しなかったからだ。
向こう側はすぐ階段だったんだ。
翌日病院へ行くと全治2ヵ月だった。
どんな時も気を抜けないんだね。。。
返信削除怖すぎるよ!せっかく楽しかったのにね!
でもそんなに痛かったのに、飲み会に参加したなんてすごいよ!
ガッツだぜ!