2017年9月9日土曜日

敷き布団

ぴかぴかのお天気なので洗濯物をどっさり干し、お布団もベランダいっぱいに敷き布団やら掛け布団、毛布、バスマット、座布団など干しまくっていた。

ベランダのテスリは布団でいっぱいだ。
布団ばさみが足りないほどだった。

その日は母が遊びにきてくれていた。

子供たちをつれだして散歩に行ってくれた。
と、すぐに戻ってきた。

「布団がよ、血だらけだがな!」

あっ!汚したの落ちてなかったんだ。

私は生理の出血が多くてシーツをひどく汚してしまったことがあった。

私はシーツをハイターにつけて洗ったはずで、もう綺麗に落ちているものだと思い込んでいた。

ベランダの真ん中に干してある布団の真ん中に茶色く変色したシミが大きく残っているという。
もうずいぶん前だから、その部分の匂いを嗅いでも血の匂いなんかもうしない。
あれから何度も布団を干している。
うちの前はちょうど公園で2階のベランダは一番目につくと言う。

母は黙って布団をとりこみ、シーツを外し、自分ちに持っていって洗ってきてくれると言う。

ね、赤いシーツって売っていないの?

と、聞いてみたが、そんなの見たことがないとのこと。

母はまた子供たちを連れて外に出かけていった。

私はベランダに行って布団たたきで干してある布団を思いっきり引っぱたいた。

ちゃんとハイターにつけたのに。

手すりにかかった、あつあつの布団に布団たたきを持ったまま、もたれてみる。
まぶたがひくひくしてくる。

おかあさあん!!

下から子供たちの元気な声だ。
母にこんな顔見られたくなかった
大きな声で返事をしながら布団たたきを振り回して見せた。

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