どうして言ってあげなかったのか、今でも後悔している。
何かの集まりがあって、盲人がたくさん来ていた。
私は子供たちを連れていっていた。
小学生高学年になっていた子供たちが私に耳打ちする。
「ねえ、あのお姉さんのバッグ、かびが生えていて汚いよ」
彼女も盲人同士の夫婦だ。
彼女は話の中心で華やかに話をしていた。
とりまきが多くて、結局何も言えずに帰ってきてしまった。
電話1本してあげればよかった。
今でも胸が痛む。
汚れていること、全く分からないから、言いにくくても、こっそり教えてもらえたら最高に最高にありがたい。
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