休日はガイドの方に手伝ってもらって趣味のランニングを楽しんでいる。
9月の末はいいことが待っている。
駅の向こう口の広場ではきんもくせいの香りが大きな輪を作って私たちを待っていてくれている。
風が香りを揺すっている。
2~3歩その輪から外れると何も匂わなくなってしまう。
香りの輪の中はゆっくり歩いていく。
それから、あれやこれや花について教えてもらう。
緑道に入っていくと、また良いきんもくせいの香りの輪をいくつも通り過ぎていく。
さわれるよ、と言うので、えんせきを越えて触ってみた。
直径30センチ程もある太い幹だ。
枝って木の上の方にあって横に張り出しているものとばかり思っていたら、このきんもくせい、根元から枝を 空に向かって張り出している。
足元から枝があるなんてびっくりだ。
細長くて固い何枚かの葉っぱの根元に小さな花がごしゃごしゃとある。
一つは一粒のお米くらいだそうだ。
そっと触っているのにパラパラとパラパラと落ちていってしまう。
この小さなお米粒くらいの花たちが群れて大きな花のように見えていくんだそうだ。
黄色い花らしい。
固い葉っぱたちが風から花たちを守っているようだ。
見たことのない花を創造してみてもうまくいかない。
説明してもらっているその言葉が知識となって、きれいらしいきれいなんだっと感情の中にスライドしていく。
きんもくせいは1年を通して緑の葉っぱをつけているらしい。
何度となくこの前を通っていたはずだけれど、すっかり忘れてしまっていた。
公園の中には紫色のイヌサフラン、赤いヒガンバナ…
あれ?コキアは何色だったっけか?
このあいだ教えてもらっていたのに。
コキアの所まで走って行って、何色かまた教えてもらおう。
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