さっきまで大人しく遊んでくれていたからと安心していたら、次女が変なうなり声を出したんで、びっくりしてとんできた。
次女はゴロリと仰向けになって、クウクウっと鳩のような声を出している。
隣でもうすぐ2歳の長女が何やら喋ってはいるけれど、意味がわからない。
私は散らばっておもちゃを蹴散らしながら急いで次女を抱きあげて体中を触ってみる。
皮膚を撫でていけば痛いところに触れれば痛がって泣くから何となく分かる。
顔を触ってみた。
大きく開けた口の中に、スッポリちょうど良くはまりこんでいるものがあった。
口のまわりはよだれでべたべた。
ツルツル滑って指がうまくひっかからず取り出せない。
クウクウ苦しがっている。
スプーンやハサミを使うわけにもいかない。
救急車を呼ぶようか?
どうやら3センチほどのおもちゃの野菜のひとつのようだ。
頭を押さえて、そのおもちゃを押してみたらペコっとへこんだので、何とか口の中から 取り出すことができた。
おもちゃのりんごだった。
くきのところが出っぱっていたから、口の中のどこかを切っていたかもしれなかった。
その後、おっぱいをちゃんと飲んでくれたんで、喉の方は大丈夫のようだった。
ほっとした。
りんごは中が空気の入ったやわらかいものだったから良かった。
長女はままごとでりんごを本当に次女に食べさせたんだ。
2歳になっていないんだから無理もないけれど。
ビー玉やおはじきは危ないから出してはなかったけれど、この3センチほどのおもちゃがこんなことになるとは思いもよらなかった。
気がつくのが遅かったら、どくりんごになってしまうところだった。
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