「脳波取りますよ」
「脊髄液取りますから背中出して、ひざを抱えてごらん。痛くないからね。」
「カテーテルいれますよ」
「採血、腕がダメだから足からにしましょう。」
「点滴、今日は2本かな」
「明日、オペですね」
私が小学生の時、寮でみんなでよく遊んだお医者さんごっこ。
私を含めて、ほとんどみんな病院で色んな検査や治療を受けてきている。
検査の経験が沢山ある子がお医者さんになれる。
専門用語がいっぱい出てくる。
採血を足から取ったという子。
どれだけ腕に針を刺されてきたことだろう。
脊髄液、確かわたしも取られた。
腰の骨のあいだから物凄い痛い注射をされ、何人もの看護婦さんたちが私に覆いかぶさって抑えつけられてやられた注射だ。
「私もしたよ、この検査。」
他にも何人かいた。
痛かったよねと、その時の話をしているうちに何となくお医者さんごっこはおしまいになっているんだ。
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