治療に使うはりには、長さ、太さ、材質、しなり具合と色々ある。
また、はりの上側にある、はり師が指で持つ部分は龍頭(りゅうず)と言われているけれど、そのはりのグリップにあたるところでさえ、太さ、長さ、滑らないように刻まれている溝でさえ色々。
はりの先も、これまた色々ある。
キリのようにシューッっと円錐状に鋭くとがっていくもの。
丸い鉛筆の先のようにはりの太さがずっと一緒で先っちょのところだけ円錐状になっているもの。
先がすりこぎのように丸くなっているもの。
他にも色々あるかもしれない。
パパはすりおろしと言われている、シューっと円錐状になっているものを特注で注文しているんだそうだ。
他にも色んな種類があるはず。
私が若い頃ははり先を研ぐ、なめし皮のようなものさえあった。
もちろんメーカーも色々。
むかし、はりの刺す腕を競う腕試しがあった。
水があふれあふれのバケツにリンゴが浮いている。
その水を1滴もこぼさないようにしてリンゴにはりを刺していくんだ。
文化祭などで行なわれていたらしい。
頭の上のリンゴを矢で打ち抜くくらいに難しい。
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