2017年11月28日火曜日

点字

70年代、私が盲学校小学部に入学した頃から弱視の子たちは普通文字で勉強をするようになってきた。
私たちの上の世代までは弱視でも勉強は点字でお行っていたらしい。

盲学校の先生たちは弱視の子たちが目を凝らして文字を見ていくよりも点字で読み書き出来た方が勉強の効率が良いと考えていた。
目の見えるところは生活視力として使っていけばよいという。

知識として文字を勉強すればよいと考えていた。
弱視の子たちには目隠しをして点字を学ばせていた。

だから夜だってルーペがなくたって拡大読書器が なくたって読み書きができた。
ちょっとでも見えると普通文字で読み書きしたいし親もそう願う。

でも、長いあいだ目を凝らしていると疲れるし読み書きも遅い。

パパ「夫」は高校生のとき、視野の狭い弱視だった。
曇っていたり、文字が小さかったり薄かったりして1ページを読むことが大変だったという。

全盲になったいま、点字で読み書きしている毎日。
点字を指で読むのはまだまだ遅いけれど、書くことは楽々だ。

高校生の時から点字を勧める先生に出会っていたならもっと本も読めたし勉強だって出来たかもしれないんだっなんて言っている。

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