2018年1月27日土曜日

みそしる

保育園にちょっと早めに迎えにいったら担任の先生と話をすることができた。

「バックの中に味噌汁をこぼしてしまってね、バックの中をキレイにしてるんですよ。」

机のところでごそごそしていた先生はそんな不思議なことを言っていた。
バックの中に味噌汁ってどういうこと?

「どうしてバックの中に味噌汁こぼしちゃったんですか?」

先生にもまだ幼稚園に行っているお子さんがいて、毎朝近くの親の家に幼稚園に送り出してもらうために子供を預けに行って、それからこの保育園に仕事にきている。

で、それでだ。
親に預けにいくのに毎朝子供のために朝ご飯を作って持たせているんだという。

「ここの仕事が終わると迎えに行くともう7時頃だから、お腹すかせちゃうからどうしても母の作ったものを食べるでしょ。
だからせめて朝のご飯くらいは私が作らなきゃと思って毎朝タッパーに味噌汁入れて、あとごはんと、ちょっとしたおかずね。
しゃけだったりたまご焼きだったり煮物だったりと。
大したものは入れられないんですけれど、朝弁持たせて母に食べさせてもらっているんですよ。
その味噌汁のフタがちゃんとできてなくてビニールにも穴が空いていたみたいで、もうバックのなかが味噌汁くさいのに、朝から忙しくてふくこともできなかったんで、今ちょっとやらせてもらってるんですよ。

親に預けるのに毎朝おにぎりだけじゃなくておかずも味噌汁も持たせるなんてびっくりだ。
これがほんとの子育てというものなのかと考えさせられる。
母の鏡となれる人だ。

特に味噌汁はガン予防には最高だとか原爆にあった人たちの中でも味噌汁毎日飲んでいた人たちは回復が違ったとか何かの本で読んだことがある。

味噌汁は体にいいことは重々知っているけれど、できない。
できていなかった。

毎日の早起き30分が、子供の体を思う最高の愛だという。
これが何よりも難しいこと。
それができている人たちはすばらしい。

なので、私の場合、せめて豚汁はお味噌で、モツ煮もお味噌で、としてはきたけれど。

これから子育てをする若いママたちには是非やってもらいたいなと思うことの一つ。

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