2018年2月26日月曜日

東京マラソンスタート

2月の第4日曜日。

9時のスタートだから
、着てきたコートなどは
8時半までに荷物をつめたバッグを
トラックに預けしまっているから
みんなみんな寒い。

薄いブレーカーを着て、
その上にビニールのゴミ袋をかぶって
100均で売っている薄いカッパを
着たりもしている。

第1回の時には、雨だったんで
私はゴアテックスの上下のカッパで
防寒していたけれど、
ビニール傘なんかをさしている人達もいた。

都庁の前の広い道路は、
3万5千人のランナーと関係者で
ごったがえしている。

8時半から、その道路上で9時まで
じっと待っていなければならない。

足踏みしたり、
ジャンプしたりして
待っている。

3度とか4度とか
ものすごく寒い。

どよめきが一段と高まって
スタートとなった。

だけれど周りは
じっとしていて動いて行かない。

何分かして
ゆるゆると歩けるようになっていく。

次第に早い流れがでてきた。

わっしょい。
と言いたいほどに周りの人達と
くっついての移動だ。

あっ。

私はぐずりと
落ちているビニール傘を
踏んでしまった。

靴底の下で傘の細い骨が
砕けたのが分かる。

生き物じゃないけれど、
嫌な感触で気分も悪い。

あれ。また傘だ。

スタートになって
傘をさしていた人達が、
その場に傘を捨てていっているんだ。

何本捨てられているんだろう。

危ない。

伴走者の人も混み合っているんで、
足元まで見えないようだ。

あっ。

今度は足にビニールの袋が
絡んでしまった。

両足に絡んでくる。
私は伴走者の腕にしがみついた。

ひどい。

自分が着ていたゴミ袋を
足元に捨てていったんだ。

脱ぎ捨てて自己ベスト狙って、
いち早くコースへと走りこんでいったんだ。

それが3枚か4枚も。
次々と足に絡まってくる。

目が見えれば
よけられるのかもしれないけれど、
足をすくわれて危ないったらありゃしない。

マナー悪すぎでしょ?
いっくらボランティアの人達が、
お掃除してくれるからって

あんまりだ。

3万5千人が居なくなった後、
どんなにかたくさんのゴミが
あることだろう。

私は薄いブレーカーを
ぎゅっと腰にくくっている。

今度ゴミ捨てていった人達は、
東京マラソンのエントリー

できないようにしたらいい。

ゴミに足を絡ませたのは私だけじゃない。
友達も同じこと言っていた。

転んでしまった人だっているはずだ。
本当に考えてほしい。


危なくてしょうがない。

0 件のコメント:

コメントを投稿