2018年3月15日木曜日

まゆげ

どうカットしたっていいとってもしたいけれど
できないこと。

気になっているんだけれど
できないこと。

人に聞くことできそうで
できないこと。

それ。眉毛のカット。

お化粧のポイントは
いかに上手に眉を
書くかってことらしい。

私たち全盲は
コンシーラーもできないし
眉毛のカットもできない。

人の見えない所の毛ならけれど
顔はそうはいかないもの。

周り中は見えている
人達ばかりだしね。

私の場合は
小さな鋏に櫛が
付いているものを使って
眉毛をその櫛で梳かしながら
チョッキンっとする。

櫛の厚みの長さで
眉毛が短く、同じ長さに
切り揃えられていく。

そしたら、毛抜きを使って
瞼やなんとなく眉の周りの毛を
むしり取っている。

でも難しい。

親しくなったヘルパーさんに
抜いてもらったりしている。

以前、お化粧を若い子に頼んだ時
「あ。ちょっと眉毛切ってもいい?
ボサボサだからね。
こうだと汚らしく見えるんだよね。」
って。

その子は何気なく言っていた言葉だけれど
そっか汚らしく見えていたんだなって。

だけれどもどうしようもないもん
って思ってた。

考えないようにしよって
言う事しか出来ないし。

でもある時、
もうずっとずっと前。

私は分かったことがある。
気がついてしまったことがある。

盲人の女性には、
治外法権じゃなくて
治外バリアがあるって事。

目の見えている男性も女性も
私に対して
また私の周りの盲人達に対して

お化粧出来てないのは普通だし
シミを隠せていないのも
しかたなく普通のことだし
眉毛がボサボサボーボーでも
それも普通の事ことだし

触れちゃいけないことって
治外バリアを持っているってこと。

たまにお化粧なんかして行くと
してもらってから行くと

「どうしたの?
今日はばかに綺麗じゃないのお?
あれ?お化粧してきたんだ。
お嬢さんにしてもらってきたの?」

っなんて。言われてしまって
普段はよっぽどひどいんだろうなあ。

もう諦めきっているから
くすりと笑いがでてきてしまう。

もしかして、これって
悟りを開いたこと?
って言うのかも。

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