ずくずく
目の見える人たちは
音高くラーメンやら
お蕎麦やら
おうどんなんかを
すすり上げて食べていく。
洋服に飛ばないのか
不思議。
私はよく洋服の胸に
しみができているよ
っと言われてしまう。
飲んだりする時には
こぼさないように
と静かにゆっくりと
食べたり飲んだりしている。
気をつかっている。
家に帰えって
洋服を脱いだ時に
胸のあたりをくんくん
においをかい
お醤油のにおいとか
おうどんのつゆのにおいとか
してはこないかと
念入りに嗅いでみる。
あ。臭う臭う。
つゆのにおいだ。
そんな時には
そのにおいの所を
摘まんでおいて
水に当てながら
ごしごし揉んでみる。
またにおいを嗅いで
つゆのにおいが
なくなっていたら
まあよし
として洗濯機に
ほおりこんでお
先日も
あんかけラーメンつゆを
飛ばさないように
少しづつの野菜や麺を
摘まみ上げては
静かに静かに
口の中へと箸で
おくりこんでいっていた。
左手は胸元にパーにして
手のひらを当てて
襟につゆが飛ばないよう
コートにつゆが
飛びちってこないように
防御姿勢を取り続けていた。
なのになのに
食べ終わったら
コートにつゆが跳ねて
しみになっている
って言われてしまった。
もちろん言って教えてもらえた方が
いいに決まっているけれど
どうしてあんなに
気をつけて
気をつけて
食べていたのに
跳ねかせてしまうのか
がっか
それにひきかえ
目の見える人たちの
豪勢な麺のすする音は
激しくつゆが
飛んでいるように感じる。
なんでつゆ飛ばさないで
食べていられるのか
不思議でならない。
あんなにずるずる
ぷちぷちしているのだから
飛ばしていると思うのだけれど
胸の前を汚さずに
食べているらしい。
なんで?
教えて下さい。
つゆで汚してしまった
コートはすぐに
クリーニングへ出すように
別
教えてもらえて本当ありがたかった。
寒いからコートのまま
ラーメン食べてしまったから
クリーニングに出さなく
いけなくなってしまった。
それにしてもどうしてなのかなあ?
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