2018年4月29日日曜日

電子レンジと事故死

先日、パパ「夫」が
私達が学生の時の
英語の先生だった
全盲の男性のお葬式に
行ってきた。

92歳というので
どんな病気だったのか
と聞いてびっくりしてしまった。

病気じゃなくて
事故死だという。
しかも電子レンジを抱いたまま。

「え?どういうこと?」

もう奥様は前に亡くなられていて
全盲の先生一人暮らしだった。

で、電子レンジで何かを
加熱していた所
その庫内で発火してしまったらしい。

先生は家が火事になってはならないと
庫内で燃えている電子レンジを抱えて
家の外に出ようと歩いて行った。

けれど、玄関の所で躓いてしまって
電子レンジ抱えたまま転んでしまった。

そしたら電子レンジの中から
火が吹いて先生の洋服に燃えうつり
炎に包まれてしまった
とのこと。

なんて哀しいこと。

また別の話。
盲友の友達も電子レンジで
亡くなってしまった。

その方の場合は 
電子レンジがすっごく熱くなったので
火がついたのかと 
火がついてしまったのかと
ちょっと扉を開けてみたんだそうだ。

そしたら
ぶあーー!っと
炎が吹き出してきて
やっぱり洋服に
燃えうつってしまって 
亡くなってしまったんだそうだ。

そういえば私も新しい電子レンジ
買ったばかりの時
タッパにブロッコリー入れて
ちょっとお水入れて加熱していた。

そして洗濯か何かしていて
戻って来たら嫌な臭い。

プラスティックが
燃えているにおい。

びっくりして心臓が痛くなった。

レンジの前に行って
扉を触ったらものすごく熱い。
私はすぐに電源を抜いた。

もし炎が出ているとしたら
扉を開けてしまったら
酸素が入って余計に
大変なことになる!

と、その時は冷静に
判断することが出来た。
耳を澄ましたが音は
何も聞こえない。

ただプラスチックが燃えている
嫌な臭いは次第にに強くなってくる。

急いで電子レンジの周りに
置いてある物を片づけた。

そうだ。
私はレンジというボタンの横の
レンジグリルのレングリ
書かれていた所を間違えて
押してしまったんだ。

目が見えたらガラス窓の中を
覗けば中の状態がすぐに分かるのに。
それが出来ない。

しばらくほっておいたら
レンジがだんだん冷えてきた

レンジが冷たくなったので
扉をそっと開けてみた。

ぐわっ!と嫌な臭い。

私は素手で触るのは危ないと思って
最初は菜箸で突いてみた。
 
タッパはちゃんと形が
残っていたようだ。

それじゃ。とタオルを手に巻いて
タッパを掴んで
シンクの中に投げ入れてみた。

写真撮っておかなかったのは残念。

タッパの上側半分が
ぐにゃり。と曲がって流れ落ち
それで冷めたものだから
淵がなみなみの大きな灰皿のように
なってしまっていた。

危なかった。

電子レンジ
手軽に使っているけれど
パッキングされた食品。

加熱方法をその都度読めないので
お皿に取り出してから
チンしなければならないものを
袋ごと加熱してしまったりと 
一かばちか仕事になってしまう。

正しく加熱していくことは難しい。

冷凍うどんは包まれている
袋ごとチンできる。

以前、パパが冷凍炒飯を
一人分だからと袋ごとチンした
袋がちりちりに破れて
おろし金のようになってしまった。

チンして良い袋とダメな物とがある。
これは表示をちゃんと
読まなきゃ分からない。

ヘルパーさんにその時
読んではもらっておいても
すぐに忘れてしまう。

電子レンジでチンするのも
目が見えないと命がけ。

本当に恐い!

0 件のコメント:

コメントを投稿