2018年5月24日木曜日

挨拶

「わあ!太郎だよ!
よっこばあちゃん。」

うわ!びっくりした!!

通勤帰り
駅の改札出た所で
孫ちゃんの太郎くん
5歳が左腕に飛びつきながら言った。
 
「お迎えに来てくれたの?ありがと。」

柔らかくて
すべすべしていて
少し冷たくて
ほっそりとした長い指。 

「駅の階段を降りる時
こっちの左手で
手摺に捕まって
降りたいから教えてね。」

太郎くん
元気よく返事をすると
手を繋いでいた私の左手を
手すりに触らせると
すぐに右側に回り込んできて
杖を持っている右手に
手を添えてくれる。

太郎くんと弟次郎くん
二人声が似ているから

私は「だあれ?」と 

しょっちゅう聞いているから
太郎だよ。次郎だよ。
と言いながら 
私に話しかけてくれる。

娘たち3人いるけれど
こちらも皆
低音でちょっとかすれた所なんか
よく似ているから

2女と思っていたら 
3女だったり。

1女っと思い込んで
話をしていたら
2女だったりと 
間違えてばかり。

なので
だれ?どっち?
としょっちゅう聞いている。 

娘達の方でも2だけどさ1だけどね
と言ってから話してくれる。 
 

先日法事があって
何年かぶりに遠い親戚の人達とあった。 

「誰だか分かる?
あたし!あたしだよ!

嫌だ!忘れちゃあ。
私だよってば!」

こういうの本当に困っちゃう。

こんなことで時間割くより
もっといい話をしたいのに。

「〇〇です。おはよう!よっこ。」
「××です。こんにちわ。」

なんて素敵な挨拶をしてくれる人がいる。

一番気持ちの良い挨拶。
相手が誰だかちゃんと分かっての挨拶ができる。

5歳の太郎くんも名前を言ってから挨拶が出来ていた。

嬉しい。 
このまま大人になっていってほしい。

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