森林公園駅の南口。
ロータリーぐるりを
メタセコイアと言われる
大きな木がぐるり囲んでいるらしい。
5メートル以上にもなる
大きな背の木とのこと。
「ここに植えられている
メタセコイアの大きな木。
枝がほとんど切り取られて
しまっているんだよ。
北口に植えられている木は
ぼうぼうと枝を
いっぱいいっぱい広げているから
葉っぱも生い茂っていて
立派なんだよね。
ここは枝が少ないし
葉っぱもちょびちょびあるだけ。
だからロータリー明るいよ。」
そっか。
そんな木事情があったんだ。
何年か前までは
駅から階段を降り終わると
耳鳴りのようなムクドリだか
なんかの鳥達が大騒ぎしていた。
点字ブロックの上にも
風の強かった日の後なんかだと
枝が落ちていたりもしていた。
最近は鳥達の声も
聞かなくなってしまったし
折れた枝に触れることも
なくなってしまった。
子供達が小さい時には
あっ!あっ!と言っては
細い1本指を立てて
木の上の方を指していたっけ。
「何がいるの?鳥かな?
黒い鳥だったら、きっとカラスかな?
お母さん目が見えないから
何がいるか分からないの。
教えてね。」
と何度となく言っていた。
枝を落とされた木達。
光合成たっぷり出来ないから
苦しいんじゃない?
枝落とさなくたって良かったのに。
あの何十匹もいた鳥達。
どこかでお喋り続けていてくれていると
いいのだけれど。
私が楽しみにしていた
音の風景が無くなってしまった。
田舎なんだもの。
枝切落とすこともないのにね。
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