2018年5月17日木曜日

母の日の花籠

まったく私の母は
面白くない事を言う。

誰ちゃんは娘から
良い鞄をもらったんだで。とか
誰ちゃんは娘から
良い服もらったんだで。

びに行ったらよ。
カーネーションが
うんと(すごく)あってよぉ
などなど。

母の日のおねだりをしてくる。


近所のおばちゃん同士
どうやら母の日のプレゼントの
自慢大会しているようだ。


母の日のプレゼント買いに行くには
体力と時間が必要だ。

デパートの地下
お花屋さんがあって
そこでお願いしたら

お花を送ってくれるサービスがあるってことを知った。


インフォメーションのお姉さんに
お花屋さんのカウンターまで
連れて行ってもらって
住所を代筆してもらう。

値段に応じての花の数やら
名前やら色を聞いて 
じゃあそれくらいで。
と5千円支払って
駅の改札口まで送ってもらう。


母の日に嬉しそうに
母からの電話。

良かった。
これなら簡単だ。

そのあと実家に行くことがあって
その母の日のお花が入っていた
という籠を見せてもらった。


うわ。ちっさ。
5千円ってこんなに小さいんだあ。

あの時、パンフレットの写真を
見ること出来なかったから
勝手にもっと大きなものを
想像してた。

じゃ、来年は7千円か。
お世話になっているんだから
しょうがないけれど
やっぱ高いなあ。


でもこんな小さな籠でも
お花の好きな母は大喜びだった。
カーネーションが終わった後でも
別の花を飾っていてくれた。



支払う時は高い。って思ったけれど
こんなに喜んでもらえるんだったら
いものかもしれない。

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