2018年5月21日月曜日

書道

隣町でのこと。

コミュニティーセンターで
書道教室が開かれた。

全盲の炭子さん 
申し込んだところ
全盲だからと
断られてしまったとのこと。

そういえば私が高校生の頃
選択科目で書道があった。

全盲の友達がその書道を
選択していたんだ。

彼女は生まれつき眼球がない子だったから 
もちろん文字なんて見たこともない。

「私は目の見える世界に
憧れているんですよ。

なので文字がみたい。

に書かれている文字を
読んでみたい。

鉛筆で文字書いてみたいんです。

炭の匂いとっても好きで
筆を持って文字を書いていると
なんだか文字が見えてくるような
いい気持ちになっていくんですよ。」

なんて後輩は言っていたっけ。

盲学校だから先生方も上手いこと
教えてあげることが出来たんだろうけれど 
やっぱ一般のこの現実社会では
全盲に書道は何をどう教えていいのか 
分からなかったんだろう。 
 
でも分かるなあ。
ボールペンがかちかち
代筆をしてもらっている時のあの音。

かっこいい音がする。
私もこんな音立てて
書いてみれたらなっと
何度思ったことか。 

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