5月の第4日曜日
東京競馬場へダービーへ行ってきた。
ピーカンカン
夏の日差しの中11万人もの人出とのこと。
ダービーって1年間のうちに
デビューした新人の馬達
6千頭あまりの中から
成績の良かった18頭が
新人トップを目指す。
人間世界の新人賞取るのと同じ。
馬達の走るコースぐるりを囲む
手摺の所まで行きたかったけれど
人・人だらけで傍には行けず。
私も1人その中にいた。
周りは若い人達の声ばかり。
20代か30代か。
ガイドさんが居なかったので
何が目の前で行われているのか
さっぱり分からない。
周りの人達が
急にうわあ!っと
声あげたり
叫びだしたり
拍手しだしたり
どんな事しているのか
盲人1人きりじゃ
何も分からない。
何しているのか
知りたくて知りたくてたまらない。
ダービーは第10レース。
15時40分。
わー!うわー!
応援の叫び声が最高になると
人垣も前へ前へと押し寄せていく。
私も1人だったけれど
頑張れーっと声を張る。
隣にいたお兄さんが話しかけてくれた。
「馬のさ。眼、眼がいいんだよ。
馬見ているだけでいいんだ。
1日中見てられるよ。
走り方?物凄くかっこいいんですよ。
あー。いいなあ。」
そっか。
競馬って言うのは
お金を賭けて当てて儲けて
嬉しがるだけじゃなくて
馬が大好きで
馬を見ているだけで良い!
っていう人達もいるんだ。
この会場は大きすぎて
馬の匂いもしないし
鳴き声なんてのも聞くことできないし
馬の足音はかすかに聞こえただけ。
盲人にとっては
賭けて楽しむ事しかできないけれど
やっぱ眼が見えれば競馬場来るのも
いろんな目的があるんだなっと思う。
競馬好きの仲間達は
涼しい建物の中で
ガイドさんとスクリーン見ている。
折角のダービー11万人の人波の中
躍動的なこの感じは
やっぱ叫び声の渦の中にいて正解だった。
なんとこの日大穴。
280万円位だったらしい。
たった100円が。
私大穴券買いたいって
言っていたのにね。
武豊さんが強い馬に乗るとは
限らないんだって。
あーあ。
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