小学生高学年の時
盲学校に行っていた盲人の私達と
一般の小学校に行っている子供達との
交流山登り会があった。
1泊のお泊りはバンガローだった。
日曜日。
お天気の良い朝。
食事を済ませて
班ごとに並んで
山登りへの順番を待っていた。
盲学校から参加している子達は
みんなバラバラで
それぞれの班に別れていた。
みんな1泊のお泊りだから
おっきなリュックを背負っていた。
「ほら!貸して!
リュックは車に運んでおいてあげよう。」
あちらの小学校の先生が来て
水筒だけ首にかけてくれて
リュックを背中から
持って行ってくれた。
「え?いいなぁ。
よっちゃん!
目が見えないから
リュック持たなくっていいんだ。
いいなぁ。ずるいなあ。」
それからの山道
リュック背負ったみんなが
手を貸してくれた。
リュック無くていいね。と
なんで目が見えないと
リュック持ってもらえるんだよ!
なんて男の子達が聞えよがしに言っている。
あの時の私。
居心地悪かった。
気温も高く
山道もきつかった。
ああいう形での配慮っていうのは
どうだったのかな?
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