2018年7月5日木曜日

人間幽霊

出先から慣れていない道を15分ほどゆっくりと歩いて、
やっとの思いで駅に着こうとしていた時。 


背後から聞いたことのあるおばさんの声。 


私の苦手な人…




「あたしね、向こうの通りから、ず〜〜〜っと見ててあげたのよ。
自転車乗っていたんだけれど、静かに押して、あなたの後をついて来てあげたの〜。 
電信柱にぶつかっていたけど、もっと白杖使った方がいいわねえ〜。
そうよ〜あなたのすぐ後ろ、ず〜っと尾けて来たのよ。1人で行けるのかなってね〜 
ょっひょっひょっ!!」


嫌な笑い方している…

ムカつく私。
イラッとする私。
何ですぐそばにいるのに声かけてくれないのよ…

何だって?みててあげたって? 
電信柱にぶつかったときも黙ってすぐ後ろで見ていたって? 

こんなバカにした話ありますか? 

しかも音立てない様にだって… 
なんて人…

あの時本当きもちわるかった。 
幽霊が生きているんだと信じた時だった。 
心配してくれたなら、私たち見えないんだもの、声出してくださいな。
「こんにちわ」くらい言ってくれませんか?


まあ盲人これしきのことで落ち込んだり悔しがったりしていちゃ
やっていけない… 

こんなの序の口だ。

チェッ!
まぁしょうがないか。

で、明日にしていく。
ムシャクシャするけど、しょうがないか…


でも。
本当にバカにしている。 
冗談じゃない。


だけどこのおばさん 




よくボランティアしている人なんだ。

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