2018年7月6日金曜日

花火の粉

子供達がまだ小さかった昔の話…


家の庭で、パパと子供たち3人とみんなで花火をした。 


1女はもう中学生。

お徳用の花火の袋を開けると細い線香花火が何本も入っていた。

 
線香花火誰が1番長く持っていられるかなぁ?
 
小学生の娘たちとしゃがみこんで 
息を殺しながら、細い紙ヒモの端を持ってじっとしていた。


「あ!赤くなったね!ほら!赤いよ!
火の玉の周りに火の粒がシャワーみたいに散ってきれいなんだよ!」



子供たちが静かに、ぽつりぽつりと説明をしてくれている。 


私は左手をかざして線香花火の温かさを楽しむ。 
 

「ねえお母さん!線香花火の 粉。火の粉触れるよ!熱くないよ!手貸して!」

1女が私の手を取って、裏返して、手の甲を線香花火の
火の粉の散るあたりに近ずけていく。 

「本当!ちっとも熱くないね!サラサラと火の粉が当たるのが分かるよ!」



「花火の火って柔らかい感じでキレイなんだよ!
 お母さんに花火触ってもらいたかったから良かった♡」

「うん!花火触らせてもらえて良かった♡」
 


「あ〜ぁ!落っこちちゃったぁ! ・・・・お母さんのがねぇ」

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