この町に引っ越してきたばかりだったので、
もう20年も昔のこと…
あの頃は、ガイドしてくれる人も居なかったし
ボランティアの人存在も知らなかった。
去年は1女が、今年は2女が。
学校の合唱祭で司会をした。
私はどうしても聞きに行きたくて
町の社会福祉協議会に相談したら、
職員の方が一緒に行って下さった。
ひんやりとした体育館。
ずらり並んでいるパイプ椅子。
隣で社会福祉協議会の方が
内装やら生徒たちの様子をあれこれ伝えてくれる。
先生のあいさつ。
そして1年1組から合唱が始まる。
次はいよいよ2年 生。
「2年3組です!私たちは、、、」
あ!2女の声。
しっかりマイクに声が乗っている。
聞きやすい。
2女の声が、体育館いっぱいに広がって、溢れていく…
今朝、家を出る時に言っておいたんだ。
いくらちゃんとしたこと言っていたって、
マイクに声が乗らなかったら、
モゴモゴしていて聞こえないから、
ゆっくり、はっきり、マイクをかじるようにしてしゃべってね!と。
ハキハキとしっかりしている声だ。
もちろん家にいる時には聞くことの出来ない凛々しい声。
姿こそ見えないけれど、この声なら胸を張って、
良い姿勢で話しているにちがいない。
へえ、どのクラスもピアノはクラスメイトが弾いている。
この子の親たちも、今ドキドキして、誇らしく見守っていることだろう。
中学生の男女混声合唱。
もうこれ聞いているだけで眼が熱くなってくる。
絵や書道の展示発表だと、
盲人の私は今ひとつ気持ちが盛り上がってこない…
けれどこうして、声を使っての発表は、胸の奥から熱くなってくる。
夫も連れてくればよかった。
子供たちの歌声は最高に良い。
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