面白い企画だったのに。
ある朗読グループでクリスマス会があった。
私は張り切ってその企画を担当したんだ。
『はい!これから、1番から3番まで味見をしていただきます。
タッパーを回していきますから、味覚えておいてくださいね〜!!」
ワイワイしながら、3つのタッパーは全員の手元を回っていった。
これは、グループ内で料理上手と言われている人に頼んでおいたものだ。
1つは目は、2センチ程に切った「糸こんにゃく」。
2つ目は小さく切った「さつま揚げ」。
3つ目は小さく切った「鶏肉」だった。
それらを別々に甘じょっぱく美味しく
煮てきてもらったものだ。
『はい!!それでは〜
何 番がトカゲの肉だったでしょ〜うかっ?
そして、何番が赤ヘビの肉だったでしょ〜うか?』
「えーーーっ?うっそーーー??」
会場は騒然としてしまった…
私はみんなの反応が大きくてウキウキ面白がっていた。
「大変!!!!気持ち悪いって、今トイレで戻していますよ!!」
・・・・・?????
え?まさか?こんにゃくだったりさつま揚げで
戻すわけないじゃないの!!?
「そんなひどい物を黙ってゲームで
食べさせるなんて非常識だ!!!
自分は食べたのか!!!???」
・・・・まずい。
本気で怒り出している人もいる・・・。
『あの。ごめんなさい。実はトカゲや赤ヘビは
嘘で、糸こんにゃくとさつま揚げと鶏肉なんですよ。
ね?お料理が得意なふじこさんが作ったから。
間違いないんですよ。」
ゲームどころでは無くなってしまった・・・・。
本当に戻している人がいるのだから。
しかも2人も…
ああ。あの時は参ったなあ。
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