1女が小学1年生に上がって
初めての家庭訪問だった…
「お茶もいりません」と
前もって先生から連絡がきている。
部屋にも上がらずに、団地の狭い玄関で
話をすることになる。
『私は目が見えないけれど、
障害は恥ずかしいことじゃないって言うことを
子供にも分かってもらいたいので、
積極的に学校の行事には参加していきたいと思っています!』
私は先生にそう話した。
学生の時から、先輩達や先生達は
その様に言っていたし、私も確かにそうだと思ってきた。
「お母さんの気持ちはわかります。
でも、お子さんの気持ちに寄り添って頂けませんか?
子供はある意味、残酷ですから …
お嬢さんにとって、お母さんの障害が、負担になってしまったり、
またはいじめのきっかけとなったりもすることがあるんです。
これから、クラスの中で障害を持っている人たちの話も
していこうと思っていますので、
焦らずに、ゆっくり、関わって頂きたいと思っているんです。
何かありましたら、お電話しますし、
お母さんからも、いつでもお電話して来てください。」
私は返事ができなかった。
・・・そうだ。
私にだって覚えが沢山ある。
私が盲学校の時、母が来るたびに嫌だった。
母の声はしゃがれてガラガラで、おじいさんの声そっくりだった。
特徴的な声と方言で話をするから、
すぐにモノマネをされて、からかわれて、、、
恥ずかしい思いをずっとしていた。
私のせいでいじめられたら可哀想だ…。
先生にお聞きしながら、ゆっくり関わっていこう。
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