2018年7月20日金曜日

家庭訪問

1女が小学1年生に上がって
初めての家庭訪問だった…

「お茶もいりません」と
前もって先生から連絡がきている。 

部屋にも上がらずに、団地の狭い玄関で
話をすることになる。


『私は目が見えないけれど、
障害は恥ずかしいことじゃないって言うことを
子供にも分かってもらいたいので、 
積極的に学校の行事には参加していきたいと思っています!』


私は先生にそう話した。 


学生の時から、先輩達や先生達は
その様に言っていたし、私も確かにそうだと思ってきた。

「お母さんの気持ちはわかります。
でも、お子さんの気持ちに寄り添って頂けませんか?
子供はある意味、残酷ですから …
お嬢さんにとって、お母さんの障害が、負担になってしまったり、
またはいじめのきっかけとなったりもすることがあるんです。
これから、クラスの中で障害を持っている人たちの話
していこうと思っていますので、

焦らずに、ゆっくり、関わって頂きたいと思っているんです。
何かありましたら、お電話しますし、
お母さんからも、いつでもお電話して来てください。」



私は返事ができなかった。




・・・そうだ。
私にだって覚えが沢山ある。 

私が盲学校の時、母が来るたびに嫌だった。

母の声はしゃがれてガラガラで、おじいさんの声そっくりだった。
特徴的な声と方言で話をするから、 
すぐにモノマネをされて、からかわれて、、、

恥ずかしい思いをずっとしていた。
私のせいでいじめられたら可哀想だ…。 


先生にお聞きしながら、ゆっくり関わっていこう。

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