2018年8月29日水曜日

呼び出しの続き

『まさか電車の中も 
このまま?』 

『学校に来てから 
身近く整えているの?』
  
『家出る時から 
こんなに短くしているの?』
 
『お化粧もしているんでしょ?』



「この間まではこれに 
金髪だったんだよねえ」



『・・いいな。
私もしたかったよ。 
私たちの時代はね、
長ーいスカート
流行っていたんだよ。』


『私も目が見えていたら 
スカート長くして 
原宿に行って 
タケノコ族にいれて
もらったんだけれどなあ…』
 
『お化粧。いいねえ。 
今度出かける時
してくれる?』 

『・・ありがとう。
上手になっていてね。』






指導内容は、
2学期の遅刻が 
60日ちょっとで 
総早退が10回ちょっと。

ともに学校にいたのが 
10回足らず…。 

なので朝1時間目にある 
歴史の授業数が足りなくて 
進級できないとのこと…。

あとは、スカート短いとか 
お化粧しているとか…



さあ困った


 
『高校は卒業した方が
良いと思うので、 
もう1年同じ学年で 
お世話になりたいと
思いますので、
よろしくおねがいします。
ね。普通なら、3年しか
居られない、高校生活。 
4年も居られるんだから
ッキーっとしようよね。
好きな本ももっと読めるしね!』



担任の先生も
娘も黙っていた。
高校生ともなれば 
自分で考えるしかない。


私は呼んだタクシーまで 
娘に送って乗せてもらって 
一人家に帰って行った。

0 件のコメント:

コメントを投稿