歌手 森昌子さんの「明日へ」という本を読んだ。
男の子3人のママ。
昌子さんのお子さん達は
小学校入学のために受験をしていた。
長男のお兄ちゃんの時、3校まではだめだった。
最後4校目合格の通知がきた。
昌子さんは喜んで幼稚園に迎えにいくと
その日、合否のお手紙がくると知っていた長男は
遠めに不安な眼をしてママを見つける。
昌子さんは頭の上に大きく両手で丸をつくってニコニコとした。
長男はそれはもう大喜び。
二人してスキップしながら帰ったという。
さて次男の時も3校まではだめだった。
そして4校目の通知が来る日
次男は昌子さんに幼稚園に行く前に言ったそうだ。
「ママ。今日小学校からのお手紙がくるでしょ?
幼稚園にお迎えに来てくれた時には言わないでいてね。
お家に帰ってきてから教えてね。」
と。4校目からの通知は合格だった。
昌子さんは幼稚園に次男を迎えに行って
早く合格を伝えてあげたかった。
そして家に帰ってきてからその理由を聞いた。
去年、お兄ちゃんがテスト受かったって
喜んでいたら別の子は落ちていてかわいそうだったからっと。
たった5歳。
なんて優しい気持ちをもった子なんでしょう。
私恥ずかしくなってしまいました。
マラソンレースの後、タイム良かったからと
仲間達大勢いた中で大きな声で大喜びしちゃって。
その時、別な人からうまくいかなくて
がっかりしている人もいるんだからと
たしなめられたことがあった。
いい大人がはずかしい。
こんなにも上等な気持ちをもっている次男君。
もうすてきな社会人になっていることでしょうね。
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