「ケーキ焼いてみたいです。」
先日、趣味の編み物の会に参加した時のこと。
隣に座っていた全盲の22歳の女性が言っていた。
クリスマスにはケーキ焼いて食べようと
参加者のみんなと話をしていた。
ケーキを子供達と焼くことは
ずーっと私の子供の頃からの夢だった。
図書館で本を借りては
読んでメモにとっておいたり
ケーキ焼けるって言う人にあった時にはすかさず教えてと頼んで実際一緒に焼いてもらったりもしてきた。
いろんな人達から教えてもらいながら道具も増えていった。
実際、作り方の本読んでいても
どうも分からないことだらけ。
やっぱ手をとってもらいながら
泡だて器の持ち方
ボールの傾け方
メレンゲを触ってやわらかさを感じてみるなどなど
いろんなこと教えてもらってきた。
バナナケーキ、シフォンケーキ、ショコラ、チーズケーキ、スポンジケーキ。
数は少ないけれど ひとつづつ焼けるものが増えていった。
「じゃあ、今度うちで一緒に焼いてみようか?」
彼女もきっとかつての私のように
ケーキ焼くことに夢を持っているのかもしれない。
今度は私が全盲ならでは
工夫してきたこと伝えてあげなきゃだ。
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