牡蠣

北海道サロマ湖の民宿のお母さんから
「牡蠣はねRのついていない
月の物は食べちゃだめなんだよ。」
と教えてもらったことがある。

ふーん。と聞いていたんだけれど
その理由が分かった。


牡蠣は外国では
「Rのある月のものを食べよ。」と言い

日本では
「花見過ぎたら、牡蠣は食うな。」と言うらしい。

もちろん。私は知らなかったこと。
牡蠣は春から初夏にかけて
生殖活動が始まるんで味が落ちるんだそうだ。

しかも、なんだか毒が強くなるとかで
中毒にもなりやすいとのこと。

秋が終わる頃、
牡蠣達の生殖活動も終わりとなって
１２月頃からはオスもメスもみんな
中性に変わっていくんだそうだ。

面白いことに次の年
それぞれオスになるか
メスになるかは決まっていない。　

よくよく餌にありつけて
栄養満点太れたものはメスになれて
エサ取りが下手で痩せっぽちはオスになっていく。

へえ。牡蠣の世界って面白い。

サロマ湖のお母さんは
「美味しい牡蠣は...そうだねえ...12月に入ってからだよ。」
と言っていた。

でもこの理由は分からなかったみたいだ。
今月からはセプテンバーだからRが入ってくる。

でも、もう少し待った方がいいようですね。
中性化した牡蠣が美味しいそうだから。
私は好きではないんですけれどね。