私は小学生の頃、
地域のサッカー少年団に参加していた。
入団のきっかけは、
仲良しの友だちに誘われたから。
少年団の練習は土日にある。
当時は土曜日も午前中学校があったので、
土曜日は午後2時から、
日曜日は朝8時半頃から3時間の練習を行う。
全盲両親の家庭には、送り迎えをする車が無い。
勿論、運転出来る人が居ないから。
練習の度に担当の家族が車で
私の送り迎えをして貰っていた。
練習中も一人。
何本もシュートを外してしまったり、
転んでケガしたら、
みんな、親の所で泣いている。
小学生だもん。
試合の日は親がお弁当や、飲み物。
お菓子までも沢山持ってきていて、
子ども達は手ぶらではしゃいでいる。
でも、自分は全部一人で大荷物。
お弁当食べ切れなくても、
代りに食べてくれる人は居ない。
試合になると、
親は自分の子どもに夢中。
そりゃそうだよね。
でもなんか寂しかったのを覚えてる。
サッカーはあまり得意にならなかった。
でも、今は、観戦するのは大好き!
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