2018年12月9日日曜日

地下に閉じ込められて

急がなきゃ。 
昼休み時間がもうない。 

会社の昼休みを利用して 
ちょっと離れた所の 
ビルの6階にある内科に行った帰り、 
エレベーター降りて、急いでUターンして、 
会社へと急いだ時、

いきなり階段から、2、3段落ちてしまった。 

なんで? 
階段なんか地下1階のフロアには
無いはずだから、
ろくすっぽ杖もつかずに歩いていた。 

おかしい。 

ガランとしていて、
人の気配すらない。 

あ!そうか。 
エレベーターで地下1階を押すところを 
別の階を押してしまったんだ。 

杖を拾いあげて強く地面を打つ。 

”ターン…ターン…”

良く響く。 
どうやら天井の高い広い空間のようだ。 
とりあえず、エレベーターへ戻ろう。 

階段をあがって杖を振り回してみる。 
エレベーター降りてから、Uターンしながら 
斜めに…
そこから離れるように進んだはず。 

点字ブロックがすぐにあると思ったから 
生意気にななめ渡りをしてしまった。 

なので、方向がまったくわからない。 

もう昼休みの終わる時間が迫っている。 

「助けてください!迷子になりました! 
どなたか?どなたかいらっしゃいませんかあぁぁl?」 

私は必死で海岸にいるような時の様な声をあげていた。 

ぐあんぐあんと声が響いている。
どうしよう。 
エレベーターもみつけられない。 

ここはどこなんだろうか? 

また、叫んでみる。 

叫ぶしかない。 
誰かに頼るしかない…

ああ神様っと手を合わせる。 

「どうされました?」 

おお!救いの声。 

うやらそこは地下2階の車の駐車場とのこと。 
人がいないはずだ。 

日頃の行いの良い私は 
助け出してもらえることができた。 

よかった。 

会社にはちょっぴりの遅刻。 
あぶなかった。  

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