2018年12月8日土曜日

葉っぱからのメール

アイフォンには、
「ボイスオーバー」と言う 
素晴らしい機能があって、
画面に映し出される文字を 
読みあげてくれる。 

誰が考えたのか?とにかく素晴しい。
 
なので、ラインなんかが来ると 
突然読みあげ出したりする。
 
この間びっくりしてしまった。 

リビングで寝転がって、
アイフォンで遊んでいて、

そのまま植木鉢の側に
ほったらかしておいた。 

しばらくたってか
コーヒーをテーブルで飲んでいたら 
アイフォンが、何やらしゃべりはじめた。

『あ!そうだ!あそこに
置きっぱなしだったっけ?』

アイフォンを手に取り、
何て読みあげたのか、もう一度聞いてみた。 

「隣のポトスの葉っぱが
窓に挟まれてしまって 
痛いと苦しがっています。 
助けてあげてください。」

テキストフィールドに 
今、入力された状態になっている

え?背中に冷水浴びせかけられたよう。 
手が震えてくる。 

そっとポトスの植木鉢から 
伸びてきている葉っぱを辿っていった。 

『あ!』

私は慌てて窓をあけて挟まっていた 
葉っぱを外してあげた。 

痛かったろう。 
葉は窓に挟まれたままの形でプレスされていた。

ポトスの横には、
もう一つの植木鉢が置いてある。
細長いニラの葉っぱの様な葉が 
わさわさ葉を伸している。 

しか、アイフォンの上に 
その、先のとがった葉っぱが乗っていた。 

『まさか!?この葉っぱが 
私にメールしたなんて!!?』

先日「植物は知性をもっている」っと言う
本を読んだばかりだ。 

なあんてね。 
あと1000年後 
植物たちも 
メールしだすようになるかも
んな風にね。

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