日曜日出勤の朝に乗り込んだ電車は
ガランとした感じ。
白杖で床をトンと叩いてみれば響く音。
よしよし。席も空いていそうだ。
いつもの様に白杖で座席の前のあたりを
探ってみたら人間の足はない。
『やれやれ』っと座ってみれば、びっくり!!
おしりの下には大きな荷物。
バッグだかリュックだかの大きな荷物。
『あ
!ごめんなさい』と、立ち上がったら
その荷物がスルスルと椅子の上を
向こう側に向って這って逃げていく。
へえ!?ありゃ?さすが21世紀ともなると
荷物は自分から移動していくんだ。
荷物の世界でも素晴らしい進化があるらしい。
私は改めて深ぶかとゆっくり座って終点まで
1時間電車で揺られていった。
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