2019年3月9日土曜日

無痛死2

私の父の時は、
病院に呼ばれて行った時だった。 


息を引き取る寸前だったので、
もう苦しかった時を
乗り越えた後だったのかもしれない。

酸素マスクの向こうで、
大きな深呼吸を一つしてから、
死にましたと聞かされた。

父は脳卒中で30年も入院生活をしていたので
最後はずっと点滴をして貰って、
眠り続けていた。 

眠っている間でも苦しいかったんだろうか?


私は過去に全身麻酔をかけて、
手術したことがある。


三つ数を数えたら、
なにも分からなくなってしまった。
痛くもかゆくもなかった。


父は投薬され続けていたので、
きっと痛いことはなかったんじゃないかなと思う。

大きないびきをかいて、
天国に行けたんだもの、
良かったよね。
お父ちゃんっと思っている。

1 件のコメント:

  1. 「生命を維持することが善である。」という西洋医学の思い込みはそろそろ見直してほしいなあ、と思ったりします。まあ、患者のほうから医者にかかりに来たんだから、ほっとくわけにも行かないでしょうが。
    それにしても、もし生きることの意味が謙虚になることであり、そのきっかけが感謝だとすれば、それは生命を維持させる「生きる」とはやっぱり違うんじゃないかな……とか、ぼんやりと思うんですよね。……で、ぼんやりと思ったあと、最後に『ま、……いっか。』ってなるんですよね(笑)。『ま、いっかなんていうそのテキトーでアバウトなところがいけないんじゃないのか?』……しばしのあいだ自問自答。自問自答していたら、なんだか疲れてきて『……ま、いっか。』ってなっちゃうんですよね(笑)。byせいた

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