皇居の周りには沢山の桜の木があるらしい。
走りに行ったらそれはそれは大変な混み様だった。
私の町の盆踊りのお祭りよりもすごかった。
大勢の外国人もいたようだ。
「これ枝垂桜ですよ。」
見物客の少ないところで触らせてもらった。
割り箸よりもっと細いごつごつした枝に、
何かしっとりした物が固まってくっ付いている。
それがピンク色で小さな花が連続して
ついているから、とても綺麗なんだそうだ。
へえーへえー!としか言えない。
まだチューリップやバラみたいな大きさなら
形や花びらのねじれ具合なんかも分かるから、
可愛いと言われれば、
そうかぁ。こういうのが可愛いっていうんだぁ。と、
学んでいける。
けれど、桜ときたら匂いは無いし、花だって、
ごちゃごちゃしていて、私の指先では花びらだって
花の形さえも全く分からない。
桜はやっぱり目の見える人達の物なんだろう。
私たち盲人にとっては綺麗だよっと、
言葉を聞くんだ聞き桜かな。
桜といえば、時代劇「遠山の金さん」ですね。容疑者たちが『滅相もございません。』ってシラを切り続けたら、最後に怒っちゃって、
返信削除『このタトゥー、忘れたとは言わせねえぜ!』と、もろ肌を脱いで、桜吹雪のタトゥーを見せちゃうという。
みんなが忘れてたら大変なことになるでしょうね。
『わたしの中では記憶にございません。』だって。
その前に、金さんがもろ肌を脱ごうとしたら、右腕が着物の中で引っかかっちゃって、脱げなくてみんなから笑われてんの。
仕方ないからいったん着物を元に戻して、いずまいを正していたら、下のはかまがストンと落ちてふんどし姿をさらしちゃったりして、北町奉行の歴史に綿々と語り継がれちゃうぜって。
Byせいた